2026年10月の展覧会
竹内孝和退任記念展
マカパンスガットより 積み石
このたび、サテライトギャラリーSA・KURAにおいて、本学彫刻専攻教授 竹内孝和の令和8年度退任を記念した展覧会「竹内孝和退任記念展 マカパンスガットより 積み石」を開催いたします。
《マカパンスガットより 積み石》
私は十数年前から、太古の人々が世界や身の回りの物事とどのように向き合い、関係を結んでいたのかということに関心を持ち、制作を続けてきました。
南アフリカのマカパンスガットでは、人の顔を思わせる形をした一つの小石が発見されています。この石は、約300万年前に生きたアウストラロピテクスによって拾われ、遠くから運ばれた可能性が指摘されています。
目の前にあるものを、単なる物質としてではなく、「何かに似たもの」として見る。その「見立て」という行為は、人間が世界と関係を結び、そこに意味を見出す原初的な営みであったと考えています。そこには、美術の始まりと人間の始まり見ることができるのかもしれません。
本作では、廃材となった石を加工し、意味や用途を持たないニュートラルな形へと変え、それらを積み、あるいは並べています。その形は人や生き物などに見え、見る人によって異なるイメージを生み出します。その揺れ動く状態の中に、「見ること」と「つくること」が交差する瞬間を探っています。
約300万年前の一つの小石を手がかりに、人間が世界の中に何かを見出し、それを意味へと変えていく、その営みを彫刻として提示し、問い直すことを試みています。 竹内孝和
【会 期】 2026年10月18日(日)~11月1日(日)
月曜・火曜休廊
【開廊時間】 12時00分~19時00分
【入 館】 無料
【会 場】 愛知県立芸術大学 サテライトギャラリー SA・KURA
〒461-0005 名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階
【お問合せ】 愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課
℡.0561-76-2873
【ギャラリートーク】 2026年10月18日(日)15:00~16:00
信州大学教授・美術史研究者の金井直氏と、東京都美術館学芸員の藤岡勇人氏をお迎えし、出品作品をめぐるギャラリートークを開催します。
2026年11月の展覧会
MOOD《F+LAB成果発表展》
このたび、サテライトギャラリーSA・KURAにおいて、
愛知県立芸術大学と名古屋工業大学の連携による「ARTFUL CAMPUS」プログラムF+LABの、共創研究「MOOD」の成果発表展を開催いたします。
「MOOD」は、Musicing Object of Drawing(音楽を描くオブジェ)の略称です。音楽が演奏される空間に満ちる“ムード”を可視化する試みとして、3Dプリンターによる立体造形に取り組んでいます。今回の作品は、2026年1月9日に開催された愛知県立芸術大学ウインドオーケストラ第26回定期演奏会をモチーフとし、当日に会場でセンシングした多様なデータをもとに制作しました。
私たちは、生演奏が生み出す音や空気感、人々の反応が相互に影響し合いながら、空間を絶えず変化させていると考えています。観客の感情は演奏へと伝わり、その変化が新たなニュアンスとして音に加わり、再び空間に広がっていきます。目に見えず、触れることもできないけれど、確かに存在する“ムード”。
それを立体として実体化したとき、どのような形が現れるのでしょうか。造形実験の成果を、ぜひ目で見て、手で触れながら感じていただければ幸いです。
【会 期】 2026年11月20日(金)~11月29日(日)
※11月24日(火)、25日(水)休廊
【開廊時間】 12時00分~19時00分
【入 館】 無料
【企 画】 愛知県公立大学法人 愛知県立芸術大学、国立大学法人 名古屋工業大学
【会 場】 愛知県立芸術大学 サテライトギャラリー SA・KURA
〒461-0005 名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階
【お問合せ】 愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課
℡.0561-76-2873